著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

出陣学徒の総数はなぜ軍機だったのか? 太平洋戦争は行き当たりばったりだった

公開日: 更新日:
学徒出陣の壮行会で万歳する学徒(=東京駅、昭和18年11月29日)/(C)共同通信社

 今年は学徒出陣から80年を迎える。すでに1世紀近くも前になるわけだが、いまだに不明点だらけというのも、いささか気がひけることだ。

 しかし現実にこの学徒出陣は、まず全国の大学生らがどれほど戦場に赴いたのかがわかっていない。そうした数字だけではなく、大学生、予科の学生、さら… 

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