著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

歴史から消えた「辛亥革命に協力した日本人」と秘められた思惑

公開日: 更新日:
日中戦争で戦闘の間に学び、議論する共産軍兵士たち(C)Mary Evans/Grenville Collins Postcard Collection/共同通信イメージズ

 陳独秀らにより中国共産党が正式に結成されたのは1921年7月である。ソ連のコミンテルンの主導による成立には、ソ連での社会主義革命に倣って中国もそれに準じる体制を設立しようという目的があった。この政党は当初、上海の青年知識層を中心にしていた。

 孫文らの革命派は第2次広東政… 

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