著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

石橋湛山は実証的な大日本帝国主義批判をした、ただ一人の言論人

公開日: 更新日:
戦前の日朝関係を表す一葉。満州国から少女使節として日満鮮各2人ずつ6人の代表が東京駅着。左から朝鮮、日本、満州の代表少女たち=1932(昭和7)年6月23日(日本電報通信社撮影)

 近代日本が帝国主義の道筋を選択したことに、不満、不平を持った有識者は決して少なくない。それが是か否かはすぐに結果が出たわけではないのだが、「否」という流れを背負っていることを指摘した論者は珍しい。しかもそれを政治的、経済的に数字を挙げて論じたのは石橋湛山一人と言ってもいいのでは… 

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