著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「対米英百年戦争」計画の思惑

公開日: 更新日:
関東軍幹部と交渉するソ連軍司令官ら(1945年8月10日) (C)Sputnik/共同通信イメージズ

 大本営参謀のAは、敗戦の動きを知るとすぐに、関東軍司令部に飛んで行くことになった。関東軍はソ連の満州進出に対応するために、司令部を後方に下げて防備の体制をとることを決めている。それでも8月15日は、まだ新京(満州国の首都)の司令部はソ連の制圧下にはない。16日にAは新京に入った… 

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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