米大統領選からバイデン撤退…致命傷の高齢不安払拭ならず、ハリス副大統領を後継指名

公開日: 更新日:

オバマとペロシは支持明言せず

 民主党は党候補を正式指名する党大会を8月に控えており、新たな候補の擁立が急務になっている。バイデン大統領は民主党支持者に「結束し、トランプ氏を倒す時だ」と呼びかけた。ハリス副大統領はバイデン大統領からの支持を「光栄だ」とし「党候補指名を勝ち取る」と決意を示した。

 撤退の決断に、オバマ、クリントン両元大統領、ペロシ元下院議長ら民主党の有力者からは称賛の声が相次いだ。一方、後継候補のハリス副大統領について、オバマとペロシ両氏は支持を明言しなかった。今後、誰が正式な候補者となるのか、国内外の目が注がれることになる。

 一方、トランプ氏はバイデン大統領の撤退を受け、SNSで「そもそも大統領になる資格がなかった」「米国史上、最悪の大統領だ」などと痛罵した。その上で「彼が国にもたらした損害を直ちに回復する。左翼が誰を後釜に据えようと、同じことだ」と述べ、大統領選での勝利を誓った。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】バイデン降ろし激化で「確トラ」を覆せるのか…米大統領選「ハリス+α」民主党の勝算では人気はいまひとつのハリス副大統領を支える副大統領候補を詳報している。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    参院選の候補者が正式に決まらない…国民民主党「玉木執行部vs参院女子」の熱き内部ドタバタ対立

  2. 2

    立憲の消費税0%案「原則1年・食品限定」にこれだけの弊害…国民玉木代表は独自試算で批判連発

  3. 3

    国民民主党が参院選東京選挙区で“台風の目”に…元NHKアナ牛田茉友氏のみならず2人目擁立の狙い

  4. 4

    シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(79)天皇免責の証言よりも重かった東條英機の「プライド」とは

  5. 5

    自民を除く主要政党が「消費税減税」で完全一致なのに…早期実現を阻む安倍元首相の“大罪”

  1. 6

    滋賀・彦根市長選で“石丸伸二ベッタリ”現職まさかの落選…「再生の道」に“NO”突き付けられ都議選と参院選に黄信号

  2. 7

    消費税「食品ゼロ1年間」を参院選公約に…寄り切られた立憲野田代表の油断ならないバーター懸念

  3. 8

    「トランプ関税は不良のカツアゲ」…米国で立憲議員シンジ・オグマの国会質問動画が大バズりのナゼ

  4. 9

    石破内閣15大臣「GW外遊」に血税9億円超! 物価高で野党が異例の「反対」も前例踏襲でイケイケの無神経

  5. 10

    小泉進次郎氏がドヤ顔“訪米”→現地シンポで「MAGA」礼賛…不自然なほどハイテンションな理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か