著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

戦争の傷は子や孫に影を落とし続けた

公開日: 更新日:
米国アジア救済連盟からの救援物資のキャンデーをなめる戦災孤児たち(1946=昭和21=年12月27日)/(C)共同通信社

 戦争は終わった。さて平穏な日々が戻ってきた。人々は終わった翌日から衣食住満ち足りた生活に入った──と思ったら大間違いである。太平洋戦争を国力の限界を超えるほどの段階まで戦った結果が、戦後に全ての面に現れてきたのだ。軍事指導者たちが、自分たちのメンツと思惑と、責任逃れのために戦っ… 

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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