著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

カストリ雑誌は性に関して何でもありだった

公開日: 更新日:
東京都未亡人同盟結成大会には約600人が参加(1949=昭和24=年6月19日、東京・有楽町の朝日講堂)/(C)共同通信社

 日本の歴史上、性に関してほとんど制限なしに自由に扱えるようになったのは、この占領期からであった。それゆえに、というべきであろうか、カストリ雑誌の性的表現やそのストーリーは極端な内容に満ちていた。そうはいっても戦争が終わったばかりの緊張が解けた時代であり、その内容に戦争批判や軍人… 

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