著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

「寧斎殺し事件」の野口男三郎

公開日: 更新日:
明治後期、行き交う人々で賑わう東京・日本橋の凱旋通り(C)イマジンネット画廊所蔵/共同通信イメージズ

 この事件は、今も年譜に記録されているのだが、「少年の臀部切り取り事件」とか「寧斎殺し事件」などさまざまな表現で語られている。野口男三郎という26歳の青年が、少年を通り魔的に襲い、殺害した上にその左右の臀部の肉を切り取ったという事件である(明治35年3月)。その後、明治37年に売… 

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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