「都議会自民党」裏金26人公表で幕引き狙うも消えないモヤモヤ…肝心の「いつ、どうやって、何のため」解明されず

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「非公認のラインは200万円以上という話もあったが、フタをあければ非公認は幹事長経験者だけと少なかった。非公認を広げると、それが前例になり、他県の地方組織にも波及しかねない。大事にしないよう処分を小さくしたのだろう」(自民党関係者)

 折しも、きのうは党本部の地方組織に対する調査結果も公表され、「都議会以外は問題なし」との結論だった。都議会と足並みを揃えたかのような発表は、裏金問題の幕引き狙いがクッキリだ。

中居正広の芸能界引退発表に助けられた。都議会自民のニュースが小さい扱いになるから、みな安堵している」(都政関係者)というから、反省の色がない。

 自民党の金権体質への国民不信は膨らむばかりで、裏金づくりの真相がまったく解明されず、モヤモヤ感が消えない。

 都議選、参院選で再び自民に鉄槌を下すしかない。

  ◇  ◇  ◇

 自民大阪府連の青山繁晴会長(参院議員)が、府連主催の政治資金パーティーを当面見送ることを明らかに。新たな政治資金獲得の手段として、府民が参加する運動会や親子スキー教室、水泳教室を開き、参加者から寄付を募るとか…関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。

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