デヴィ夫人「12平和党」設立会見を覗き込んでいた意外な参院選候補

公開日: 更新日:

 デヴィ夫人が犬猫愛護の新党「12(ワンニャン)平和党」を立ち上げ、自らも今夏の参院選の比例候補として出馬──。

 2月12日、国会近くのホテルで行われた設立記者会見には多くのマスコミ関係者が詰めかけたが、入り口付近で会見場をのぞき込んでいたのは、ある国会議員だった。

「なんで立憲民主の牧山弘恵(参院議員)がデヴィ夫人の会見に顔を出しているのか。別の記者が声をかけましたが、無言のまま、逃げるようにその場から離れていきましたよ」

 その場に居合わせたフリーの記者はこう言って牧山の挙動をいぶかしがる。

 もっとも、牧山が記者会見場に足を運んだのには、それなりの理由があった。

 牧山は今夏の参院選(神奈川選挙区=定数4)の改選議員だが、立憲民主党は神奈川でもう一人、現職の水野素子の擁立を決めている。

 しかしながら、国民民主党に政党支持率で追い越されてしまい、9日投開票だった地元の横浜市議補選では立憲の候補が国民民主党にダブルスコア以上の、共産党にも大差をつけられ惨敗を喫したのだ。このまま参院選に突っ込めば、牧山、水野の共倒れも避けられない。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗