シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(56)軍事権力者の暴力、思い込み、愚かさ

戦時用語の「国民は無色である」を詳細に分析していくと、軍事の権力者は、国民は無知な存在だと思い込むことで、自分たちの優位性を確保しようとしていたに過ぎないと思っていたことがわかる。情報も知識も与えずに自分たちの意のままに振り回そうとした愚かさにも愕然とさせられるのである。そんな…
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