「選択的夫婦別姓制度」やる気あるのか? 石破首相から届いた”玉虫色”回答

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 待つことおよそ1カ月。今月9日に官邸から届いた回答は、以下の通りだ。

<夫婦の氏の在り方については、国民の間に様々な意見があり、全ての人が最善であると満足できるものはありません>

<政府としては、家族の形態や国民意識の変化、家族の一体感や子供への影響など、様々な点を考慮の上、国会において建設的な議論が行われ、より幅広い国民の理解が形成されることが重要であると考えております>

<そのため、私(石破総理大臣)の政治家個人としての見解について申し上げることは差し控えますが、自民党の対応についてあえて申し上げれば、党としても、夫婦の氏の在り方について、どのような案であればより多くの方々の御理解をいただけるのか、今まさに積極的な議論を重ねているところです。現時点で結論を得る期限を区切っているものではありませんが、責任政党として答えを出すべく、引き続き、議論の頻度・熟度を高めてまいります>

 なんだか玉虫色の回答だ。こんなんじゃ政権交代するまでは、いつまでたっても夫婦別性は実現しないだろう。

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