米トランプ大統領が「親プーチン」から一転…対ウクライナ支援強化のナゼ
ウクライナに妥協を迫り、プーチン大統領との融和ムードを演出していたトランプ大統領も業を煮やしたのか、ここへきてウクライナ支援強化に方針を百八十度転換した。かつてはバイデン政権によるウクライナ支援を猛烈に批判していたにもかかわらず、だ。
一体、どういう風の吹き回しなのか。高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)が言う。
「ドイツの憲法改正に伴い、NATOの軍備増強が図られ始めました。トランプ氏としては、対ロ封じ込めはNATOに任せて高みの見物ができる。また、ロシアの戦争継続能力も長くは続かない、今ならプーチン大統領を交渉のテーブルにつけやすいと見込んで、改めてウクライナ側にコミットしているのでしょう。戦争を終わらせれば、ノーベル平和賞も現実味を帯びてきますからね」
トランプ流の揺さぶり効果はいかに。
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ウクライナに平和は訪れるのか。【もっと読む】【さらに読む】で詳しく報じている。