海外投資家の関心はトランプ大統領ただ一人…自民党総裁選など興味なし?
秋だというのに、9月下旬の東京は暑かった。先週の平日、皇室御用邸のある栃木県の那須高原に行った。さすがに涼しく快適だ。80年代のバブル期に建設されたと思われる多くの美しくおしゃれなカフェやレストラン、ペンションなどの廃虚も沿道に見られた。中古別荘を扱う不動産屋の看板も多く、バブル経済崩壊の爪痕を見た。
いま日経平均株価は史上最高値を更新しているが、那須高原にその活気、熱気はまったく見られなかった。これが東京一極集中の弊害だろうか。
10月4日は「証券投資の日」。自民党総裁選挙の投開票日でもある。野党が首相候補を一本化すれば、細川護熙内閣誕生の再現も可能だが……。また野党は自民党と連立政権を組んだ日本社会党の凋落から学んでいよう。
7月の参議院議員選挙の投票率は58.51%。比例代表の政党別得票率は自民党21.6%、国民民主党12.9%、参政党12.5%、立憲民主党12.5%で、旧民主党の国民民主党と立憲民主党を合算すれば、自民党を上回っている。有権者の10人に1人程度、投票者の5人に1人程度しか支持しない自民党。その総裁選挙は連日報道され自民党の露出度が増加、公明党の選挙区での自民党推薦票は減少しており、解散総選挙を実施するべきか自民党は思案していよう。