著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

“銃を守った男”が銃に倒れる…チャーリー・カーク氏暗殺の衝撃

公開日: 更新日:

 トランプ派の若手トップ活動家、チャーリー・カーク氏が、ユタ州の大学で演説中に狙撃され死亡しました。

 カーク氏は「銃の所持こそ安全を守る」という強硬な立場を取っていた人物です。その彼が銃撃で命を落としたことは大きな皮肉として受け止められ、改めて「銃とアメリカ」にスポットが当たっています。

 カーク氏は31歳という若さと強力なリーダーシップで、2024年の大統領選で若者票を掘り起こし、トランプを当選に導いた最大の功労者の1人とされています。

 トランプ一家からは家族のように可愛がられ、保守のMAGA陣営の中でも抜きん出たカリスマ性を持つため、「トランプの後継者ナンバーワン」と目されていました。

 カーク氏は「ポリコレ否定」「言論の自由支持」を掲げ、リベラルに反発する若者を惹きつけましたが、一方で人種やジェンダーに関する差別的な発言も多く、アメリカの分断を助長したと批判もされていました。

 とりわけ銃規制には強く反対し、「銃が多いほど社会は安全になる」と繰り返し主張。銃による犠牲者も「交通事故死と同じで、社会のコストにすぎない」と語ったことでも知られています。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然