衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明
佐川氏のメールはない。衝撃の事実だ。森友事件を巡り公文書改ざんを主導した当時の財務省の理財局長、佐川宣寿氏が出したメールは残っていないという。3日財務省の担当者が明らかにした。
財務省近畿財務局が森友学園に国有地を8億円以上も値引きして売り払った森友事件。その土地に立つ小学校の名誉校長を時の首相の妻、安倍昭恵さんが務めていたことで大きな政治問題になった。値引き発覚後、取引に関する公文書が改ざんされ、昭恵さんの名前がすべて削除された。改ざんを命じられた近畿財務局の赤木俊夫さんが命を絶つ。妻の雅子さんの求めに応じて今年4月から段階的に関連文書の開示が始まり、これまでに約5万4000枚の文書が表に出た。ところが改ざんの主役だった佐川氏のメールがまったく出てこない。
真相解明に欠かせない佐川氏のメールを早く開示してほしい。雅子さんの代理人弁護士の申し入れに対し、財務省の担当者がきのう、大阪の弁護士事務所へ説明に訪れた。そこで伝えられたのは驚くべき内容だった。
「佐川さんが送信したメールは残っていません」
説明によると、財務省幹部にはそもそもあまりメールをする文化がなかったという。さらに、当時メールデータは2カ月で削除されるシステムになっていたため、開示文書の中に残っていなかったという。しかし赤木俊夫さんをはじめ現場の職員のメールは共有フォルダーなどの形で残っているという。それを聞いて赤木雅子さんはつぶやいた。
「幹部の人はそうやって守られて、うらやましいですね。何をやっても2カ月たったらおじゃんになるって素晴らしいシステムですね」


















