疑惑隠し、失政隠し、卑しい打算 世紀の自己都合解散に批判噴出
唐突な通常国会冒頭解散報道でハッキリわかった高市首相の浅ましい正体。「今なら勝てる」「先送りするとヤバい」という自己都合。前言を翻し、国民生活を犠牲にし、統一教会との説明もせず、対中失策も詫びず、目くらましで大勝の思惑。そうは問屋が卸すものか。
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読売新聞が唐突に報じた通常国会冒頭解散報道--。真偽について、高市首相は一言も発していないが、永田町ではすでに選挙に向かって皆が走り出している。読売によれば、高市は高支持率を背景に「責任ある積極財政」などの経済政策を問う気らしいが、それならば、その政策を裏付ける予算案を成立させてからにして欲しいものだ。
報道にあるように1月23日通常国会冒頭解散だと1月27日公示、2月8日投開票か、2月3日公示、2月15日投開票になる。いずれにしても、予算案の年度内成立は厳しく、暫定予算を組まざるを得なくなる。
再三、「国民に物価高対策や経済対策の効果を実感していただくことが大切」などと言っていたくせに、嘘も方便だったということだ。
永田町には「解散については首相は嘘をついてもいい」などという勝手な不文律があるらしいが、高市の場合、ノラリクラリとゴマカすのではなく、明確に否定してきただけに、整合性を問われることになる。さっそく野党からは「物価高対策と言いながら政治空白をつくる。理屈も大義もない」(立憲民主党野田佳彦代表)という批判が出ている。自民党内でも根回しした様子はなく、党幹部からも戸惑いと憤りの声が噴出している。解散権の乱用は歴代自民党政権の常套手段だが、それなりに「大義」は探してきたものだ。こんな身もフタもない解散は前代未聞だ。
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