著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

シリーズ「占領下の日本社会」(110)石井秋穂は真夏でも扇風機を回さずに正座を崩さず証言をしたのだった

公開日: 更新日:
石井の上司だった武藤章・陸軍中将。参謀本部作戦課長、陸軍省軍務局長、第14方面軍(フィリピン)参謀長などを歴任。共闘国際軍事裁判でA級戦犯として裁かれ、死刑判決を受けた。写真は少将時の撮影(C)共同通信社

 占領期に発表された旧軍人の手記や証言の中には、ひたすら弁明や自己保身に終始したものが少なくない。それらがどのような内容であったかを確認した上で、私たち次代の者が学ぶべき教訓を考えていきたい。

 そのグループ(この連載では、自省のない軍人を「Bグループ」と称している)は、東… 

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