トランプ大統領訪中から5日…プーチン大統領が北京へ飛んだ理由と中ロ会談で見えた“裏G2”の力関係
「習近平詣で」の様相だ。米国のトランプ大統領が国賓訪中を終えた4日後、ロシアのプーチン大統領が1泊2日の日程で国賓訪中。20日、習近平国家主席と8カ月ぶりに対面で首脳会談した。「全面戦略協力の強化」に向けた共同文書に署名するなど、結束を誇示したように見えるものの、同床異夢の雰囲気が漂う。
今年は「中ロ善隣友好協力条約」調印から25年の節目にあたり、両首脳は条約延長で合意。習近平氏がホストを務める11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議をめぐっては、プーチン氏が参加を表明し、習近平氏に来年のロシア訪問を招請した。ロシアからモンゴルを通じて中国に天然ガスを運ぶパイプライン「シベリアの力2」の計画も協議したという。
プーチン氏がこのタイミングで北京へ飛んだ最大の理由は、米中会談についてあれこれ聞くためだ。「米国第一主義」のトランプ氏が米中を「G2」とするのに対し、中ロは「裏G2」にも見えるが、筑波大名誉教授の中村逸郎氏(ロシア政治)はこう言う。
「泥沼化するウクライナ侵攻をめぐり、英フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた習近平氏の『発言』が波紋を広げています。ICC(国際刑事裁判所)に逮捕状を出されているプーチン氏の行動は制約されており、25回目となったこの訪中は今年初の外遊だったのに、大失敗です」


















