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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

トランプ大統領と「狂気」の指導者と…米国民やメディアの反応が明らかに変化

公開日: 更新日:

■支持者も「マーベル映画の狂った悪役」

 こうした評価は、もはや反対勢力に限らない。影響力のある保守系インフルエンサーや支持者からも、「大量虐殺を企てる狂人」「マーベル映画の狂った悪役」といった言葉が聞かれるようになり、内部崩壊を示唆する声も出ている。

 この状況を受け、民主党や一部共和党議員の間では、憲法修正25条による大統領解任を模索する動きも強まっている。同条は、副大統領と閣僚の過半数が「大統領が職務を遂行できない」と判断すれば、解任が可能と定めている。しかし、政権内部の構造を考えれば、ハードルは極めて高い。

 こうした状況の下で、多くの市民やリベラル・中道メディアが最も懸念するのは、アメリカが同盟国からの信頼を完全に失ったのではないかということだ。

 ウォールストリート・ジャーナルは、同盟国が“予測不能なアメリカ”に不信を抱きながらも、依存せざるを得ない状況にあると報じた。

 ニューヨーク・タイムズはこう指摘する。

「アメリカは依然として巨大なパワーを持つ。しかし、“良い大国”と思われた時代は終わった」

 いま私たちが直面しているのは、「狂気と形容される指導者が率いる超大国」という現実である。

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