優勝賞品渡さず…東京MX番組企画担当者ドロンから自殺まで
「ご迷惑をおかけしました」
24日、福岡市西区に止められた車内から、40代男性の遺体が見つかった。窓は目張りされ、練炭自殺とみられ、遺体のそばには遺書が残されていた。男性は昨年、東京MXテレビが放送したバラエティー番組「欲望の塊」に企画を持ち込んだ会社のA氏。番組では、ゲームの優勝者に高級外車「ランボルギーニ」を渡す約束をしていたが守られず、約1年にわたり、トラブルになっていた。番組にはホスト16人が参加していた。
■16人から“出演料”150万円ずつ徴収
もともと新宿歌舞伎町でフリーペーパーなどを手掛けていたA氏が、歌舞伎町の現役ホストに声を掛け、店の「宣伝費名目」として、1人当たり150万円の“出演料”(エントリー料)を支払うことを条件に番組出演を依頼した。当初はホスト30人を出演させて4500万円の「制作費」を集める予定だったが、実際に出演したのは16人で2400万円しか集まらなかった。