東京・新橋でベロ酔い客から数千万円…客引き窃盗グループのあくどいやり口

公開日: 更新日:

■「シグナル」使い役割分担

 すでに泥酔状態だった男性が、酔いつぶれて路上に横たわっている隙に、男性の上着ポケットからキャッシュカードが入った財布を抜き取った。午前5時50分ごろ、鈴木容疑者が別のコンビニに行き、先ほど確認した暗証番号を入力し、男性の口座から19万4000円を引き出した。

 事件当日、被害男性が警察に相談し、周辺の防犯カメラの映像などから、4人を特定した。

「逮捕された4人は知人の紹介で知り合い、秘匿性の高い通信アプリ『シグナル』でやりとりをしながら、犯行に及んでいた。4人以外にも窃盗に関わった仲間がいるとみられ、『声かけ役』など、毎回、役割を変えながら、昨年秋ごろから十数件、窃盗を繰り返し、被害総額は数千万円に上るとみられている。メンバーは、新橋駅周辺を拠点とする客引きやスカウトなどで構成され、犯行に使われた飲食店はグループと何らかの関わりがある可能性もある。警察はメンバーがトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)とみて、調べを進める」(捜査事情通)

 客引きとして酔客に接触し、プチぼったくりをした上、根こそぎ現金を引き出すとは、やり口があくどい。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 事件のアクセスランキング

  1. 1

    プロ注目の大商大強肩捕手が逮捕の衝撃! 初対面15歳女子中学生を毒牙にかけた卑劣行為の一部始終

  2. 2

    東京・湯島の12歳少女置き去り事件…鬼畜オーナーはタイ人女性スタッフに睾丸マッサージを強要していた

  3. 3

    安倍元首相銃撃初公判を傍聴…鈴木エイト氏が見た山上徹也被告は「ふてくされているようだった」

  4. 4

    男児の裸に「興奮するのを通り過ぎた」…75歳“ショタコン”元小学校教諭ド変態行為の一部始終

  5. 5

    明治20年創業の老舗寿司店が廃業へ…5代目婿養子「10年前のわいせつ行為」での再逮捕がトドメ

  1. 6

    国内最多スカウト組織の逃走を手助け…警視庁警部補スパイが漏らした重大捜査情報

  2. 7

    中1女子に2万円渡し性的暴行…逮捕されたロリコン維新元議員・椎木保容疑者は小中高の元教員

  3. 8

    豊洲市場で盗んだマグロのカマを焼いて客に提供…東京湾岸エリア人気居酒屋女将の“商魂”

  4. 9

    「白血病を再発し余命1カ月」と男性客に嘘つき3900万円ダマし取る…美人ソープ嬢の「詐病」がバレたきっかけ

  5. 10

    ニセ裏千家師範が123万円詐欺で逮捕…墓穴を掘ったのは手の込んだ「資格授与」演出だった

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも