カネの受け渡し現場にノコノコ現れお縄…元高校教師「盗撮ハンター」のマヌケぶり

公開日: 更新日:

「恐喝された会社員は実際に盗撮をしていたため、1日悩み、警察に電話で『盗撮をしているところを男に見つかり、スマホを奪われ、10万円要求されました』と申告。2日後、曽根崎署に出頭し、盗撮容疑で調べに応じた後、恐喝の被害者として届けを出した。紀容疑者は因縁のつけ方も手慣れており、恐喝を繰り返していた可能性もある」(捜査事情通)

 事件当日、付近の防犯カメラに紀容疑者の姿が写っていたことから、犯人と特定。盗撮犯から奪ったスマホはやぶに捨ててあった。

■生徒の自転車盗んで学校をクビ

 調べに対し、「弱みを握って金を取ろうと思い、取り上げたが、そのような言葉を使った覚えはない」と供述している。

 紀容疑者は府立阿倍野高校の元保健体育教諭で「犯罪に詳しい」と言った通り、2022年9月、勤務先だった高校の敷地内に駐輪していた女子生徒の自転車(時価2万5000円相当)を盗み、24年11月、懲戒免職処分となった。

「車に乗せて自転車を自宅に持ち帰り、1年もの間、自宅と最寄りのバス停までの通勤に使っていた。23年9月、帰宅中に警察の職務質問を受け、『フリマで購入した』と説明したが、車両番号の照会から盗難届が出ていたことが判明。窃盗容疑で書類送検され、不起訴処分となった。学校敷地内で生徒の自転車を盗み、その事実を隠していたことが悪質だと判断して重い処分とした」(大阪府庁教職員人事課)

 マヌケな盗撮ハンターとしか言いようがない。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性