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栗原毅栗原クリニック東京・日本橋院長

栗原クリニック東京・日本橋院長。東京女子医科大学教授、慶応義塾大学大学院教授を歴任、2008年から現職。「血液サラサラ」の提唱者のひとりで、著書に「決定版!内臓脂肪を落とす名医のワザ」(宝島社)、「1週間で勝手に痩せていく体になるすごい方法」(日本文芸社)などがある。

糖質制限 or カロリー制限…脂肪肝や糖尿病にはどちらがいい?

公開日: 更新日:

 脂肪肝や糖尿病・糖尿病予備群、そして肥満のみなさんからよく聞かれる食事療法に関する質問があります。「糖質とカロリー、どちらを制限したらいいのでしょうか?」というものです。

 じつは、どちらも不正解です。正しくは「糖質をほんのちょっと10%ほど減らす」です。私はこれを「糖質ちょいオフダイエット」とわかりやすい表現にして患者さんに伝えています。

 日本人は米、麺、それにパンなどの糖質が大好きです。普段からこれらを取りすぎているので、ほんの少し減らしましょうという考え方です。

 糖質は主にご飯、麺、パンなどに含まれており、体内で分解され小腸から吸収されエネルギー源になります。糖質は脳や筋肉、内臓を動かす重要な役割を果たしています。つまり糖質を制限することもよくないのです。

 一方、カロリー制限食とは一般的に行われている糖尿病の食事療法で、脂質を減らそうとするやり方です。食べ物から取るエネルギー(カロリー)が消費するエネルギーより多いと、余ったエネルギーが体内に体脂肪として蓄えられて肥満、脂肪肝、糖尿病につながる。実際、脂質は1グラムあたり9キロカロリーに対し、タンパク質や炭水化物は約4キロカロリーと、カロリー密度が高い。そのため、同じ量を食べるなら脂質量を減らせばよいというわけです。

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