呉も中田賢も鶴岡も…阪神の補強、威勢はいいが全滅危機

公開日: 更新日:

阪神中日からFA宣言した中田賢の獲得を目指している。ただ、現状では中田賢の地元福岡のソフトバンクが一歩リードしているという。万が一、呉も中田賢も取れず、久保が流出することになれば、投手の補強戦略はイチから練り直しです」(阪神OB)

 今季の阪神は12球団トップのチーム防御率3.07を誇った。それが2位躍進の原動力となったわけだが、補強の手詰まりにより一転、投手王国の崩壊に陥りかねない状況である。

 また、日本ハムからFA宣言した捕手の鶴岡の獲得を目指している阪神は、こちらも中田賢と同様に、ソフトバンクとの争奪戦になっており、獲得できる保証はないのだ。捕手の補強は親会社からの“重要案件”ともいわれており、こちらも全力を注がないといけない。「みんな取る!」と意気込んだのはいいが、このままなら大失敗である。

 そうなると来季のリーグ優勝なんて夢のまた夢。今季は2位に健闘したとはいえ、中日以下の下位チームに足をすくわれるのがオチだ。編成トップの中村GMには、しっかりした舵取りを願いたいものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”