手術決断先送りのダルに「日本の医師にも診断仰ぐべき」の声

公開日: 更新日:

 米国の医師による手術か治療かの判断基準も疑わしい。実際、フィリーズのサイ・ヤング賞左腕クリフ・リー(36)は昨年8月に左肘の靱帯を損傷し、PRP療法を選択した。ダルを診察したアルチェック医師の診断で手術を回避したが、今春のキャンプで再発。リーは今回も、ダルがサードオピニオンを求めるアンドリューズ医師の診断で手術を回避したものの、往年の投球を取り戻せる保証はない。

「ダルや田中(ヤンキース)のように、靱帯が傷ついた選手は米国だけでなく、日本の医師の診断も仰ぐべきじゃないでしょうか。キメの細かい技術を持った日本の医師に執刀を依頼すれば、復帰後のパフォーマンス低下を防げるかもしれません。少なくとも、米国のように術後、縫い目が雑だったり、傷口が残ったりということはまずありません。リハビリ技術は日本も進歩しており、不安はないと思う」(前出の友成氏)

 トミー・ジョン手術といえば、米国が本場とはいえ、「米国神話」をうのみにする必要はなさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  3. 3

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  4. 4

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  5. 5

    巨人が借金生活突入で「日本人メジャー投手」緊急補強に現実味…マエケン、藤浪、青柳の一挙取りも

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    阪神・藤川監督が報道陣と連日の長話…“豹変”の裏に株主総会での「リーダーの資質ナシ」痛烈批判

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 9

    巨人は「分析と対策がまるでダメ」…またも阪神にワンパターンでやり込められる“カモネギ”

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去