メジャーが「日本の高校生」獲得に“本腰”を入れ始める理由

公開日: 更新日:

 一昨年に日本人選手最高額(1億7500万ドル=同182億円)でヤンキース入りした田中も1年目から右肘が悲鳴を上げ、今季も故障者リスト(DL)入り。依然として手術のウワサは絶えず、巨額の不良債権と化す可能性は否定できない。

「メジャーの各球団が、今後ますます日本の高校生を狙うようになるであろう理由もズバリ、そこにあるのです」とメジャー関係者がこう解説する。

「日本のプロで実績のある選手に大金を積んで獲得したところで、メジャー公認球やマウンドへの対応に時間がかかり、実力を発揮できない投手は少なくない。実力はあるのに活躍が長続きせず、ダルや田中のように故障するケースもある。結果として高額な投資に見合う活躍ができないのであれば、素質ある高校生を獲得して自前で育てた方がリスクが少ないという判断ですよ。早い時期に渡米すればメジャーの環境やシステムにも対応しやすいし、よしんば故障しても若いうちにメスを入れれば回復も早い上、伸びしろもある。日本の高校生を視察するために来日するメジャーのスカウトは、今後ますます増えるでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元大食い女王・赤阪尊子さん 還暦を越えて“食欲”に変化が

  2. 2

    今の渋野日向子にはゴルフを遮断し、クラブを持たない休息が必要です

  3. 3

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  4. 4

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  5. 5

    YouTuber「はらぺこツインズ」は"即入院"に"激変"のギャル曽根…大食いタレントの健康被害と需要

  1. 6

    大食いはオワコン?テレ東番組トレンド入りも批判ズラリ 不満は「もったいない」だけじゃない

  2. 7

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  3. 8

    「渡鬼」降板、病魔と闘った山岡久乃

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!