熱投報われない広島マエケン “QS率100%”をメジャー高評価

公開日: 更新日:

 終わってみれば、いつもの広島だった。

 2日の日本ハム戦に先発した前田健太(27)は八回まで6安打2失点、10奪三振。しかし、この回で122球となり、やむなく交代となった。

 この時点で嫌な予感がしたファンも多かったはず。案の定、守護神の中崎と戸田が合わせて3安打4四球と乱れに乱れ、一挙5失点。試合に負け、5勝目をパーにされた前田もベンチでボー然としていた。

 前田は防御率1.76ながら、4勝4敗。打線の援護に恵まれない、降板後に中継ぎに試合をぶち壊されるなど、なかなか勝ち星を伸ばせない。今季は成績とチームの順位次第ではポスティングを行使してのメジャー挑戦が認められているといわれているが、これではいつまで経っても夢はかなわないのではないか。

 しかし、あるメジャースカウトは「我々はいつだってウエルカムだ」とこう言う。

「メジャーではリリーフと打線に左右される勝ち星は、さほど重視されない。何より大切なのはQS(クオリティースタート)だからね。マエダはよく投げているよ」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?