イチローがメジャー念願の初登板も球速出ず「ショック」

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 かつての安打製造機がマウンドに立った。

 マーリンズのベテラン外野手イチロー(41)が4日(日本時間5日)、レギュラーシーズン最終戦のフィリーズ戦に大リーグ初登板。1回を2安打1失点だった。

 2-6と4点を追う八回からマウンドに送られると、先頭のオヘーラに甘く入った変化球を捉えられ右越えの二塁打を許す。続くラップの中飛の間に二塁走者が三進。代打スウィーニーには87マイル(約140キロ)の直球を二塁打にされて1点を失った。その後はガルビスを二ゴロ、アンテールを左飛に打ち取ってピンチを脱した。最速は89マイル(約143キロ)で、カーブ、スライダー、チェンジアップと変化球も披露した。

 メジャー15年目にして初めての登板にイチローは「最低90(マイル=約145キロ)は出ると思ってました。ショックでしたね」と振り返った。

 この日のイチローはスタメンを外れ、三回裏から右翼の守備に就き、2打席連続空振り三振に倒れ2打数無安打。マーリンズ移籍1年目は398打数91安打の打率2割2分9厘。通算2935安打でシーズンを終えた。

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