「ボンズ超え」目前のイチロー 出来高ボーナス阻む“高い壁”

公開日: 更新日:

 マーリンズ・イチロー(41)がカウントダウンに入った。

 今季のイチローはここまで83安打を放ち、メジャー通算2927安打(8日終了時)。アスレチックス・シモンズと並ぶ歴代37位タイに名を連ねている。

 今季中のメジャー通算3000安打達成は厳しい状況とはいえ、あのメジャーを代表する長距離砲の安打数は目前。通算最多本塁打記録(762)を持つバリー・ボンズ(元ジャイアンツ)の2935安打には、あと8本と迫っている。

 今季のマーリンズは残り23試合。オールスター以降はスタメン出場の機会も増えただけに、ボンズ超えは決して不可能ではない。

 イチローにとって安打数に加え、打席数も重要だ。今年1月に結んだマーリンズとの契約には打席数に応じた出来高が設定されており、300打席到達で40万ドル(約4800万円)のボーナスが発生し、以後50打席増えるごとに40万ドルずつ加算される。600打席に達すれば、最大で280万ドル(約3億3700万円)がイチローの懐に入る。8日終了時点でイチローの打席数は373。残り27打席で400打席となり、120万ドル(約1億4400万円)のボーナスを得る計算だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは