1年19億円契約を拒否 強気姿勢のFA岩隈に潜む“落とし穴”

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 例えば、今年のワールドシリーズを制したロイヤルズのモラレス(32)だ。

 モラレスは13年オフ、マリナーズのQOを拒否してFAに。代理人のスコット・ボラス氏が高額な長期契約を吹っかけたため、各球団は二の足を踏んだ。高いカネを払って、なおかつドラフト1巡目指名権を失いたくなかったからだ。結局、モラレスがツインズと契約したのは翌年のドラフト会議の最中、つまり1巡目指名の権利を譲渡せずに済む6月7日だった。

 岩隈は来年4月で35歳になるうえ、ここ2年間は故障で離脱を繰り返している。ドラフト1巡目指名の権利まで譲渡することを考慮すれば、各球団が高額契約に及び腰になる可能性はある。岩隈は欲をかき過ぎると来季の開幕はマウンドに立てないかもしれない。

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