開幕3戦勝ちなし…マリナーズ岩隈の制球狂わす“0.5秒の差”

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 ベテラン右腕が苦戦を強いられている。

 マリナーズの岩隈久志(34)が20日(日本時間21日)、本拠地でのアストロズ戦に今季初勝利をかけて登板。6回途中に勝利投手の権利を持って降板したが、その後チームは逆転され、今季初勝利はならなかった。試合も5-7で敗れ、チームの連勝は2でストップした。

 メジャー4年目の今季はここまで3試合(計16回3分の1)に登板して0勝1敗、防御率6.61と不安定な投球が続いている。

 落差を大きくするため握りを変えたスプリットの制球が安定しないことも不振の一因だが、もう一つ、メジャーのルール変更も無関係ではない。MLBは今季から、試合時間短縮のため投手には「20秒ルール」の厳守を求めている。

 昨季の岩隈は捕手の返球を受けてから投球を開始するまでに平均24.7秒でメジャーワースト9位。今季は2試合平均で24.2秒とやや改善したものの、このわずかな差でマウンドでの感覚が狂っている可能性があるとみられているのだ。


■間合いの長い投手は軒並み苦戦

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