世界選手権には強気も…真央はメンタルより体力衰え深刻

公開日: 更新日:

 いよいよ引退までのカウントダウンに入ったか。全日本選手権で3位に終わったフィギュアスケート浅田真央(25)である。

 27日のフリーではトリプルアクセル(3回転半)で転倒。今季の課題だったジャンプ、着氷の精度が上がらず、ミスを連発した前日のSPと合わせて193.75点で、昨季の世界選手権銀メダリスト宮原知子(17)、新鋭の樋口新葉(14)の後塵を拝した。

 浅田は宮原、4位の本郷理華(19)とともに来年3月の世界選手権(米国・ボストン)代表に選ばれ「練習を積み重ねていって、自分のペースで一歩一歩進んでいければ。いい演技ができるように頑張りたい」と巻き返しを口にしたが、先行きは極めて不透明だ。

 2年ぶりに復帰した今季の不調の原因について浅田本人は精神面を挙げているものの、フィジカルに不安を抱えているのは明らかだ。下半身への負担が大きいトリプルアクセルでミスが出ることに体力的な衰えを指摘するフィギュア関係者は少なくない。

 過去3度、女王の称号を手にした世界選手権では、国内外の若手を相手に力の差を見せつけられる可能性が高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘