先発緊急補強か マイコ離脱で「10勝」失った巨人に非常事態

公開日: 更新日:

 巨人は7日、マイルズ・マイコラス(27)が、右肩の治療のため米国に帰国したと発表した。一部報道では、本人はPRP療法を希望しているという。

 昨季13勝3敗。ひとりで貯金10を稼いだエース格だが、一軍の宮崎キャンプ中の2月13日に右肩の異常を訴え、沖縄2次キャンプ帯同を回避した。都内の病院で検査したところ、患部に異常はなし。それでも本人は「痛い」と言う。スタッフが途方に暮れる中、ほぼノースロー調整が続いていた。

 先日、高橋由伸監督(40)は「今投げていないんだから当然開幕には間に合わない」と諦念していたが、仮にPRP療法を受けるとなれば、開幕どころの騒ぎではない。15日に再来日する予定だというものの、長期離脱の可能性もある。

 ヤンキースの田中が右ヒジにこの治療を受けた際は、復帰まで2カ月半を要した。巨人の山口も14年のオフに入ってすぐに同療法を行ったが、翌15年シーズンの前半は不調が続いた。

「最高勝率のタイトルを獲得するなど活躍した昨オフ、メジャー復帰情報が流れた。巨人は条件を上げて残留交渉することになり、2年5億円という大型契約を結んだ途端これですから。まだ27歳。生活が保障された巨人の2年間で肩の違和感を完全に払拭し、その後にメジャー再挑戦の青写真を描いているなんて見方もある。肩の状態は本人にしか分からないだけに、現場としては尻を叩くわけにもいかない。早期復帰ができたとしても、首脳陣は信頼するわけにはいかないでしょう。そうでなくても、チームのためにというマシソンやポレダのような気持ちが見えてこないタイプですからね」(球界関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  2. 2

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  3. 3

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  4. 4

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  5. 5

    "家族総出"で話題の長渕剛「桜島ライブ」延期と引退報道…ファンからは《あの問題説明して》と懇願

  1. 6

    KAT-TUN亀梨和也に田中みな実と結婚報道…それでも「退所の必要なし」! 既婚アイドルは珍しくない時代に

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    生島ヒロシ降板騒動は起こるべくして起きた!コンプラ違反が当たり前…大物司会者のヤバイ言動の数々

  4. 9

    生島ヒロシが“一発アウト”なら「パーソナリティー一斉退場」の声も…“不適切画像”送信降板とTBSラジオの現状

  5. 10

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題