小池知事は公務そっちのけで都議選応援フル回転…“4股”かけられた自公、都ファ、国民で「囲い込み合戦」勃発

公開日: 更新日:

 参院選の前哨戦となる東京都議選(22日投開票)は早くも中盤戦を迎えたが、目につくのは“女帝”小池都知事の異常な活動量だ。

 17日は正午過ぎから夜8時まで、特別顧問を務める都民ファーストの会候補の応援のため、7選挙区を駆け回った。18日も午前10時過ぎから昼過ぎまで4選挙区をハシゴする予定。告示日の13日の夕方以降と翌14日は公明党候補の支援にシャカリキと、公務そっちのけで首都決戦にフル回転である。

「小池知事は表向き都ファの応援を優先していますが、知事与党として友好関係にある公明からの依頼にも積極的に応じています。都政運営に加勢するなら、都ファの議席が増えようが公明が増えようが構わない。もっと言えば、知事与党入りしそうな国民民主党や、かつては敵対した自民党の応援だって辞さない考えだそうです」(都政関係者)

 今後も都政を牛耳りたい小池知事は、都ファに自公、国民民主と“4股”をかけている格好だ。そんな思惑を分かっているのだろう、自民の一部候補は小池知事に応援を要請。小池知事の為書きを選挙事務所に掲げる自民候補もいる。自民側も“4番目でもいい”とばかりに小池知事にすり寄っているわけだ。

「大手メディア各社が先週末に行った都議選の情勢調査で、自民は軒並み投票先のトップ。『第1党をうかがう』と報じられていますから、小池知事も支援には前向きなはずです。バックアップした候補が勝てば大きな貸しをつくれますからね。勝てそうな候補の選挙区入りを画策しているのではと噂されています」(同前)

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  2. 2

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  3. 3

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 4

    高市早苗氏が抱えるジレンマ…必ず突っ込まれる「首相でも靖国参拝するのか」にどう答えるのか

  5. 5

    「ポスト石破」最右翼、小泉進次郎氏が来週出馬表明も…コメ政策のグダグダが総裁選の足かせに

  1. 6

    “真打ち”か“客寄せパンダ”か? 総裁選出馬と報じられた小泉進次郎氏に尽きない不安…「知識」「教養」「政治経験」何もナシ

  2. 7

    究極の消去法…目下の情勢は本命・進次郎、対抗・高市早苗というブラックジョーク

  3. 8

    高市早苗氏は大焦り? コバホークこと小林鷹之氏が総裁選出馬に出馬意向で自民保守陣営は“分裂”不可避

  4. 9

    公明党が自民党総裁選に異例のドーカツ…「ポスト石破」本命の高市早苗氏&小泉進次郎氏に影落とす

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    U18高校代表19人の全進路が判明!プロ志望は7人、投手3人は中大に内定、横浜高の4人は?

  2. 2

    「時代に挑んだ男」加納典明(43)500人斬り伝説「いざ…という時に相手マネジャー乱入、窓から飛び降り逃走した」

  3. 3

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  4. 4

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  5. 5

    《浜辺美波がどけよ》日テレ「24時間テレビ」永瀬廉が国技館に現れたのは番組終盤でモヤモヤの声

  1. 6

    沖縄尚学・末吉良丞の「直メジャー」実現へ米スカウトが虎視眈々…U18W杯きょう開幕

  2. 7

    世界陸上復活でも「やっぱりウザい」織田裕二と今田美桜スカスカコメントの絶妙バランス

  3. 8

    「24時間テレビ」大成功で日テレが背負った十字架…来年のチャリティーランナー人選が難航

  4. 9

    15年前に“茶髪&へそピアス”で話題だった美人陸上選手は39歳、2児のママ…「誹謗中傷もあって病んだことも」

  5. 10

    日本ハム新庄監督は来季続投する?球団周辺から聞こえた「意味深」な声