進次郎農相いきなり「作況指数」廃止のお粗末…“統計のブレ”は父・純一郎元首相の農水省リストラのツケが原因

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 親父のツケをゴマカす安易な結論だ。小泉進次郎農相がコメの出来栄えの目安となる「作況指数」の廃止を決めてしまった。作況指数は1956年から約70年、毎年秋に公表。豊作や不作を分かりやすく示す指標として活用されてきた。

 廃止の理由は生産現場の実感とのズレ。とりわけ、昨年産米の作況は「平年並み」だったが、実際の収穫量はもっと少ないとの見方が多い。「生産量は足りている。新米が流通すれば落ち着く」として、農水省の価格高騰対策が後手に回った一因との指摘もある。

 進次郎氏が15日に福島の生産現場を視察した際も、コメ農家から作況指数と実感が「全然違う」との声が上がり、現場の不満をバネにトップダウンで決断し、あっさり伝統ある統計を捨てた格好だ。

 作況指数の精度が下がっていたのは事実としても、問題はなぜ統計の信頼を損ねる事態を招いたのかだ。最大の原因は、進次郎氏の父・小泉純一郎元首相がモーレツに進めた構造改革路線にある。

 2001年に誕生した小泉政権は「国家公務員改革」と称して霞が関の大リストラを貫徹。ターゲットにされたのは「単純な事務仕事とみられ、各省庁内で地位の弱い」(霞が関職員)という統計部門の人員だ。農水省も例にもれず、地方農政局や農政事務所を含めて統計担当職員を5カ年計画で半減させる人員削減を余儀なくされた。

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