著者のコラム一覧
永田宏長浜バイオ大学元教授、医事評論家

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

(2)ベテラン医師とAIのペアが最強…画像診断管理加算「4」がおすすめ

公開日: 更新日:

 医療のデジタル化はマイナ保険証だけではありません。というよりも、最大の目玉は「AI」(人工知能)です。「その話題が出ない日はない」というほど、われわれの日常に入り込んできていますが、医療の世界でも状況は同じです。レントゲンやCTなどの画像診断でAIが人間の医師を追い抜いた、といった話をよく耳にするようになりました。実際にはAIにも間違いや見落としがあります。しかし、ベテラン医師とAIがペアを組むと、単独で行うよりも診断精度が上がることが多くの研究から明らかになっています。

 たとえば、胸部CTによる肺がん診断の正確度をまとめると以下のようになります。

●医師のみ…85~90%
●AIのみ…88~93%
●医師+AI…92~97%

 また、マンモグラフィーによる乳がん検診の正確度はこんな具合です。

●医師のみ…85~90%
●AIのみ…88~92%
●医師+AI…92~96%

 ですから、AIを画像診断支援ツールとして積極的に導入しようという動きが盛んになるのは当然です。ただし、医療で使うからには性能や安全性に対する保証が必要になります。

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