ブチ切れた球審がまさかの“逆襲”、長嶋茂雄監督のあんなに慌てふためいた顔は見たことがない

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元セ・リーグ審判部長の田中俊幸氏による「抗議でわかるプロ野球監督の正体」(第4回=2004年)を再公開

 “燃える男”、“ミスター”の愛称で国民的人気を誇ったプロ野球巨人監督の長嶋茂雄さんが6月3日、都内の病院で肺炎のために亡くなった。享年89。選手、監督として数々の伝説、逸話を残した「ミスタープロ野球」は、身近に接した者すべてにそれぞれの「長嶋茂雄像」を強く印象づけてもいる。日刊ゲンダイ連載で多くの球界OBが語ってきたその実像を再構成して緊急公開します。

 今回は元セ・リーグ審判部長の田中俊幸氏による「抗議でわかるプロ野球監督の正体」(第4回=2004年)を再公開。本文中の年齢・肩書きなどは当時のまま。

  ◇  ◇  ◇

 監督がベンチから飛び出してくるには理由がある。ジャッジに対する不満であったり、ルールの確認であったり、いずれにしろ、際どいプレーや微妙な判定がつきものだ。そして審判に抗議をしたり、説明を求める。

 ただ1人の例外が長嶋監督だ。ある試合で長嶋監督が突然、球審の私のところへやってきた。何かもめるようなプレーもなければ、際どい判定がなされたわけでもない。選手交代の場面でもない。一体なんだ、と身構えたが、長嶋監督のセリフを聞いて思わず拍子抜けとなった。

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