「みにくいふたり」芦花公園著

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「みにくいふたり」芦花公園著

 緑川芽衣は観光気分で交換留学生として台湾に行った。案内してくれた優等生の林詠晴に、2人部屋だが1人で使えると言われたのに、部屋のベッドの上には赤い服が置かれていた。

 ある日、同級生と昼食を食べようと教室に行ったら、誰もいなくて怪しい気配がする。黒い虫がうごめいてはい回っている。教室の入り口で倒れた芽衣は、階段を上がった場所で発見された。目覚めたとき、美しい少女がいたが、なぜか芽衣は不快感を覚えた。教室には1つ空いている席があったが、それは「虫の席」だと教えられる。詠晴は芽衣が見た美少女を「同じ生き物だと思うの?」と言った。

 人ではない美少女を描いたホラー小説。

(実業之日本社 1870円)

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