「みにくいふたり」芦花公園著

公開日: 更新日:

「みにくいふたり」芦花公園著

 緑川芽衣は観光気分で交換留学生として台湾に行った。案内してくれた優等生の林詠晴に、2人部屋だが1人で使えると言われたのに、部屋のベッドの上には赤い服が置かれていた。

 ある日、同級生と昼食を食べようと教室に行ったら、誰もいなくて怪しい気配がする。黒い虫がうごめいてはい回っている。教室の入り口で倒れた芽衣は、階段を上がった場所で発見された。目覚めたとき、美しい少女がいたが、なぜか芽衣は不快感を覚えた。教室には1つ空いている席があったが、それは「虫の席」だと教えられる。詠晴は芽衣が見た美少女を「同じ生き物だと思うの?」と言った。

 人ではない美少女を描いたホラー小説。

(実業之日本社 1870円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 3

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 4

    炎天の弔辞で高橋克典が読み上げた「芸能界のドン」秘話…ケイダッシュ川村会長告別式

  5. 5

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  1. 6

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  2. 7

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  3. 8

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  4. 9

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  5. 10

    ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と