浦和レッズが“世界クラブ王者決定戦”に出場できたカラクリ…2016年以来Jリーグ優勝がないのにナゼ?
全米11都市で開催されているFIFAクラブW杯(CWC)。日本から参加の浦和レッズは、日本時間18日午前4時にキックオフされたアルゼンチンの古豪リバー・プレートとの一戦で大会初戦を迎えた。
各大陸のクラブ王者が毎年、一堂に会して世界ナンバーワンクラブを決めていた同大会は、今回から国別対抗のW杯と同じように「4年に1度の開催」となり、出場チームは「7」から「32」に大幅に拡大された。
そこで素朴な疑問が湧いてくる。アジアの出場4枠に入った浦和に対して「近年のJリーグで優勝がないのに出場できたのはなぜ?」──。
確かに浦和は2016年のJリーグを制覇して以降、順位は⑦⑤⑭⑩⑥⑨④⑬とパッとしない。
新装CWCに参戦できたのは、アジアの出場規定が「21~24年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の優勝クラブ」と定められたから。
アジアからの出場4クラブは、21年のACLを制したアルヒラル(サウジアラビア)、22年の浦和、23/24年シーズンのアルアイン(UAE)の3クラブに加え、同期間を対象とした「アジア大陸クラブランキング」の上位に入った韓国・蔚山が4枠目に滑り込んだ。