西武・今井達也にメジャー球団ベタ惚れ「今すぐ連れて帰りたい」…かつてのダルとダブる無双ぶり
「間違いなく今の日本のナンバーワン」
と、感嘆するのはメジャー球団のスカウトだ。17日のDeNA戦で2安打完封勝利、九回を圧巻の3者連続空振り三振で締め、球団最多の17奪三振をマークした西武先発の今井達也(27)を、「許されるのなら、今すぐアメリカに連れて帰りたい」というのである。
2004年に松坂大輔が記録した16奪三振を抜き去った西武のエースは今季、確かに圧倒的な投球を続けている。7日の前回登板で広島打線に7回5失点と打ち込まれたが、中9日の間に復調どころか、さらに迫力がアップ。リーグトップタイの6勝2敗、防御率1.17は同トップとなり、奪三振数は12球団で唯一の3ケタ台となる104と無双状態だ。
「日本ハム時代のダルビッシュ(現パドレス)は日本球界最終年、『試合前から相手に“投げないで”“打てない”と言われるようになった。僕は勝負がしたい。それが成り立たなくなった』と話して海を渡った。今の今井なら、ダルビッシュの心境が理解できるのではないか。それほど、力が突出している。ダルビッシュも当時の日本球界では無双状態。それでも、毎年のように投球フォームを見直し、変化を恐れず、進化を求めた。そんな姿も今井とダブります」(評論家の橋本清氏)