西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

公開日: 更新日:

 西武は20日、相内誠(26)と佐藤龍世(23)が新型コロナウイルスによる自粛期間中の4月に「不要不急」の外出をした上に、道路交通法違反もあったと発表。両選手を無期限の対外試合出場禁止処分とし、当面はユニホームの着用も禁止した。

 当時は新型コロナの感染を警戒し、球団が全選手に外出自粛を通達していた時期。にもかかわらず、車でのこのこ遊びに行ったばかりか、ハンドルを握っていた佐藤は法定速度60キロのトンネル内を89キロオーバーの149キロで走っていた。その後、警察による事情聴取を受けながら、球団への報告があったのは今月17日。隠し通せると思っていたのかもしれない。

 特に相内は2012年のドラフト2位で指名されながら、入団前の同年12月に無免許運転とスピード違反で摘発。14年には未成年での飲酒・喫煙がバレ、いずれも今回同様、対外試合禁止処分を食らっている。さらに新型コロナの危険が叫ばれていた今年3月には同僚の金子とともに、六本木で合コンに参加していた。

 西武は正捕手の森も自粛期間中に女性を自宅に呼ぶなど、危機感のなさを露呈。これでは球団の教育が甘いと言われても無理はない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変