ひぃ~! ツヤ肌ファンデ→数時間でドロドロに…。大人世代が「買って後悔する」コスメのポイント【美容家解説】
3000円の韓国コスメ、5時間でドロドロに…
炎天下でもドロドロ顔面を回避したい40代にとってファンデーション選びは死活問題。最近では比較的安価なツヤ肌ファンデーションも多く、デパコス一択だった大人世代も、乗り替えたくなりますよね。
でも、安価なファンデーションには意外な落とし穴が…。「買って失敗しやすいポイント」を時短美容家の並木まきが解説します。
さっそくですが、実際に、私が使用したファンデーションの失敗例をご紹介します。使ったファンデーションは「適度なツヤ」や「密着感」をウリにしているもの。塗った直後は美しいのですが…。時間が経つと、かなりのドロドロ。
チークとハイライト、ファンデーションが混ざって頬付近や小鼻周辺の毛穴も目立ちまくりです。左下の画像は、塗布からわずか5時間後の肌です。お世辞にもキレイな崩れ方とは言えず、むしろ不潔な印象。これから暑くなる季節だと考えると…、コレでは確実に後悔を招きます。
ちなみにこれ、3,000円以内の韓国コスメです。こまめに鏡でチェックできる環境ならともかく、何かと忙しい40代以上にとって、これは由々しき事態です。
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「ツヤ肌仕上げ」に飛びつくのはちょっと待って!
EC販売を中心に、ツヤ肌仕上げをうたうファンデーションが増えています。「ひと塗りでツヤ」「しっとりとした“うるおいツヤ肌”」「ツヤ感が密着!」などのフレーズとともに新製品も続々登場。乾燥とくすみに悩む40代以上には魅力的に映るものばかりですよね。
ですが、そんなうたい文句に反して「塗った直後は美しい仕上がりだけれど、時間が経つと妙にドロドロ」という、大人のベースメイクとしては「致命傷」な落とし穴も。
これこそ40代が「買って失敗」しやすいポイントです。実際に、私の周囲からも「仕上がりが綺麗でも、すぐに崩れる」「子どもから、ママの肌が汚いと言われた」などの切実な声が続々。
余談ですが、こういった傾向はプチプラとも言えずいわゆるミドプラ(ミドルプライス)ゾーンのファンデーションにも多く、なかでも国外メーカーのものに多い印象です。
ズバリ「失敗ファンデーション」のポイントは?
“うるうるのツヤ肌仕上げ”にするための水分や油分が、時間の経過とともに「崩れやすさ」につながっている傾向も否めません。しかもタチが悪いことに、“いかにもメイク崩れ”という感じではなく、脂がヨレたような部分テカリが強調されて、不気味な雰囲気に。
つまり「過剰なツヤ肌志向」は、失敗ファンデーションの元凶にもなりかねないというわけです。
●ポイント「過剰なツヤ肌志向は、不潔かつ不気味な様相を醸す」と心得よ!
(C)コクハク
40代以上のファンデーションは「崩れ方」にも注意
せっかく買うなら、後悔のないお買い物をしたいですよね。40代以上がファンデーションを買うときは「崩れ方」を意識しましょう。
メイクをした直後に美しい仕上がりなのは、当たり前のお話。問題はそこではありません。日常の動作や、時間が経ったときにどんな「崩れ方」をするか。それによって周囲に与える印象すらも変わります。
塗った直後の印象だけで、ファンデーションを選ぶと失敗するケースが多いと、胸に刻みましょう。
おすすめのプチプラ&お高めファンデはこれ!
気温が上がり始めたここ1カ月に絞り、私が実際に使って納得だったファンデーションをご紹介します。
迷ったときのお買い物の参考になれば幸いです。
プチプラならコレ!
『キャンメイク フィットグロウクッション』
水分感&透明ツヤ肌仕上げで、今っぽい仕上がりの肌が狙えるのに、なんとお値段は税込1,650円! 2月に新登場した製品で、6月下旬にはピンクナチュラル系の新色も発売されます。
みずみずしく大人の肌にもするんと伸ばしやすいテクスチャーで、自然なツヤ感と軽さがあってデイリー使いに◎。しかも「SPF50+ PA+++」とUV対策もバッチリです。
また水・汗・皮脂に強く時間が経ってもくすみにくく、塗りたての仕上がりが持続しやすい仕様なので、崩れ方もキレイです。
OVER6,000円ならコレ!
『シーボン エトワル シームレスグロウBB 』
ゆで卵のようなツヤ肌を狙える軽やかで伸びやすいテクスチャーのクリームタイプ。全2色で、お値段は税込6,600円です。
色むらや凹凸を補正(※メイクアップ効果による)する仕様で、大人の肌を美しく整えます。「SPF45 PA+++」でUV対策も◎。密着感が高めで、崩れにくさも優秀です。
しっかりめのメイクで、今っぽいツヤ感をキープしたい! そんな大人のニーズに応える存在です。
ドロドロ肌から卒業しましょ
深刻な物価高が続いている今こそ、「このお値段で、こんなに綺麗な仕上がりならお得」と安易に飛びつくのは危険。
いつのまにか不気味なドロドロ肌になっていたなんて悲劇は…、今日で卒業しましょう〜!
(並木まき/ライター・エディター)