オリ側は呆然? 糸井“人的補償リスト”に阪神の悪しき伝統

公開日: 更新日:

 リストに目を通した指揮官は、深~いため息をついたとかつかなかったとか。

 9日、FAで移籍した糸井の人的補償リストが阪神からオリックスへ。しかし、プロテクトされていなかったのは「一山いくら」の選手ばかりだったようだ。

 福良監督は田口二軍監督を交えて相談したものの、誰を獲得するのか結論は出ず。とりあえず候補を数人に絞り、後日再び検討するという。

「(リストに)ビッグネームはいなかった。(獲得する選手は)戦力として考えている。育成で獲得しても意味はない」とは福良監督だ。

 一時は“不良債権”化している鳥谷や西岡のベテランがプロテクトリストから外れるとのウワサもあったが、結局、「ビッグネーム」はガードされたようだ。

「阪神はとにかく選手を出し渋る。中でも知名度のある選手は本社の了解を得なければトレードにも出せないと聞いた。『○○を放出する? アイツは人気があるからダメだ』と本社から待ったがかかるケースは珍しくない。たとえ他球団なら躊躇なく交換要員に差し出すレベルの選手であってもです。さらに阪神は長年のドラフト下手がたたって、将来性のある若手は数えるほどしかいない。ビッグネームとほんのわずかな有望選手をプロテクトされたら、二線級の選手しか残りませんよ」(球界関係者)

 福良監督がリストを見て即決できなかったのも当然。こんなチームで監督をやっている金本監督も大変だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  2. 2

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  3. 3

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    阪神・大山悠輔「5年20億円」超破格厚遇が招く不幸…これで活躍できなきゃ孤立無援の崖っぷち

  5. 10

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    JリーグMVP武藤嘉紀が浦和へ電撃移籍か…神戸退団を後押しする“2つの不満”と大きな野望

  2. 2

    広島ドラ2九里亜蓮 金髪「特攻隊長」を更生させた祖母の愛

  3. 3

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 4

    田中将大ほぼ“セルフ戦力外”で独立リーグが虎視眈々!素行不良選手を受け入れる懐、NPB復帰の環境も万全

  5. 5

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  1. 6

    FW大迫勇也を代表招集しないのか? 神戸J連覇に貢献も森保監督との間に漂う“微妙な空気”

  2. 7

    結局「光る君へ」の“勝利”で終わった? 新たな大河ファンを獲得した吉高由里子の評価はうなぎ上り

  3. 8

    飯島愛さん謎の孤独死から15年…関係者が明かした体調不良と、“暗躍した男性”の存在

  4. 9

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  5. 10

    中日FA福谷浩司に“滑り止め特需”!ヤクルトはソフトB石川にフラれ即乗り換え、巨人とロッテも続くか