選手会長就任で先手か 巨人が探るエース菅野“流出阻止策”

公開日: 更新日:

 巨人菅野智之(28)が17日、9、10月度の月間MVPを受賞した。今季3度目で通算5度目。シーズン3度の受賞は、セの投手では1993年の山本昌広(中日)以来2人目、巨人の投手では史上初の快挙となる。

 今季は3位を争うチームにあって、シーズン最終盤もフル回転。9月以降、5試合に登板して4勝0敗、38イニングで自責点2(失点3)、2完投1完封、防御率0.47の成績を残した。「こういった賞はチームの勝ちにつながる。ただ、結果的にチームがこういう順位(4位)になってしまって力が及ばなかったところもある」と話した。

 日刊ゲンダイの既報通り、現会長の長野久義(32)から引き継ぎ、第20代の選手会長に就任することも決まった。これで名実ともに巨人の顔になる。

■内海は“巨人愛”を優先

 最近の4人の選手会長の1年目は、村田を除く長野、内海、阿部は成績がアップ。2010年から4年間務めた元エースの内海は、初年度に11勝を挙げると、翌11年に18勝、12年に15勝で2年連続最多勝を獲得した。責任ある立場となって飛躍した格好で、この年のオフに4年間で16億円の大型契約を結び、「生涯巨人」を誓っている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝