西武には“悪しき前例”が 雄星の来オフ入札ご破算の可能性

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 バラ色の未来がご破算となりかねない。

 今季、最多勝(16勝)で自身初のタイトルを獲得した西武菊池雄星(26)。来季も2ケタ勝利なら球団からポスティングが認められ、悲願のメジャー挑戦がかなうといわれている。

 西武の鈴木本部長は、CS敗退が決まった16日、スポーツ紙の取材に「今オフのポスティングはない」という趣旨のコメントを出した。あくまで球団が照準を合わせているのは来オフだ。

 菊池も今から腕をぶしているだろうが、土壇場になって球団から「あの話はなかったことに」と約束を反故にされる可能性が出てきたのだ。

 今オフ、牧田(32)、炭谷(30)、野上(30)の3人が全員FA流出となれば、戦力はガタ落ちするからである。

 アンダースローの牧田は、リリーフとして今季58試合に登板。3勝3敗、28ホールド、防御率2.30と大車輪の活躍をした。当然、複数球団から引く手あまた。中でも熱心なのが巨人といわれ、年俸1億円の牧田に山ほどの札束を積むとみられている。争奪戦となれば、西武に勝ち目はない。

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