プロ野球選手のイロハも勉強 清宮幸太郎の二軍生活奮闘記

公開日: 更新日:

 14日の楽天二軍戦で1試合2本塁打。二軍降格後は11戦9発と驚異的なペースでアーチを量産している清宮幸太郎(19)は今、技術だけでなくプロ野球選手としての「イロハ」を学んでいる。

 開幕直前に「高校からプロの世界に入って、社会人としてまだまだ未熟」と話すこともあった清宮はルーキーとして、道具運びなどの雑用を率先してやらなければいけない。先輩選手からこうした決まりごとを教わるだけでなく、社会人としての素養も学んでいるのだ。

■2人の教育

 荒木二軍監督が担当コーチの許可を得て、清宮の「教育係」に任命したのは、高卒2年目捕手の郡拓也(20=帝京)、内野手の今井順之助(20=中京)の2人。清宮にはアップ後のトンボを使ったグラウンド慣らしや、ベンチの拭き掃除などといったことを教えている。荒木二軍監督は彼らに「清宮ができなかったら、おまえたちの責任にする」と告げたそうだ。早実でノビノビやってきた清宮の教育係として、野球強豪校の厳しい環境で鍛えられた2人は適役だろう。

 では、肝心の清宮のデキはどうなのか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘