日ハム清宮に一軍再昇格プラン 近藤「二塁配転」に現実味

公開日: 更新日:

 二軍で8戦6本塁打の清宮幸太郎(19=日本ハム)が、12日の阪神戦から一軍に再昇格するプランがある。

 敵地の交流戦は今週末まで。12日以降はDHが使えるようになる。出場の幅が広がるため、打撃好調の清宮を再び一軍に昇格させようという構想だ。

 とはいえ、清宮のポジションである一塁、左翼、DHには、中田とアルシアと近藤がいる。

 ここまで左太もも裏の張りでほとんど代打出場だったアルシアが、8日のDeNA戦は5月11日以来のスタメン出場。ケガも癒えて、打率・343の近藤が押し出される形でベンチスタートだった。仮に清宮が昇格したらどこを守るのか。

 日本ハムのOBは「近藤の二塁コンバートですよ」と、こう続ける。

「昨年のキャンプやオープン戦では実際に二塁を守ったし、今年は捕手への再コンバートが検討されたほど。かつて送球イップスで捕手失格の烙印を押された近藤を本気で元に戻そうとしたくらいだから、とにかく打撃を生かしたいのです。近藤を二塁に回せば、清宮を一塁か左翼かDHで使えますからね」

 8日のDeNA戦に二塁手としてスタメン出場した横尾にしても打撃を買われているわけで、守備はお世辞にもうまいとはいえない。今年の日本ハムは明らかに「打撃優先」。ミスでどれだけ点を失っても、清宮の不慣れな左翼守備に目をつぶっても、打ち勝つ野球を目指すということだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手