代打三振でも上等 日ハム清宮“2試合限定”一軍再昇格の狙い

公開日: 更新日:

 かといって、二軍で本塁打を量産する清宮を放置したままでは、本人のモチベーションにかかわる。最近は右肘の張りを抱え、3試合連続無安打と調子を落としていただけになおさら。短期間でも一軍に行けば、リフレッシュにもガス抜きにもなるという配慮だろう。

 いわゆる「二軍慣れ」「二軍ズレ」を防ぐ狙いもある。

 清宮は40日間、二軍でスタメン出場を続けている。投手のレベルは格段に落ちるし、基本的には若手育成と主力のリハビリの場。この環境が日常になってしまっては技術的にも精神的にもマイナスだ。前回対応できなかった一軍投手のレベルを再体験することで、課題を見直すことにもつながる。

 この日、九回表に代打で登場した清宮は、右腕寺原相手に3球三振に倒れ、「それまでの2球を打てていればよかった。もったいなかった。(久々の一軍は)雰囲気があったので楽しかったです」と話した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動