元メジャーで初誕生か 楽天来季「石井一久GM」招聘の勝算

公開日: 更新日:

 楽天が来季に向け、米ドジャースヤクルトなどで活躍した石井一久氏(44)をGMで招聘することになった。立花球団社長は「前向きに進んでいると思う」と話した。

 日米通算182勝。おおらかでフランクな人柄に加え、野球理論の高さも評判。昨オフは監督招聘プランも浮上していたが、「GM職」を兼務していた副会長の星野仙一氏が今年1月に他界。石井氏に白羽の矢を立てた。

 メジャーでは元選手のGMは以前より少ない。国内では1995年に就任したロッテ・広岡達朗氏を皮切りに、DeNAの高田繁GM、巨人の鹿取義隆GMらユニホーム組が多い。石井氏は務まるのか。

 石井氏は吉本興業の契約社員として、選手のマネジメントに携わっている。解説者やタレント稼業を行う一方で、トヨタ自動車のスポーツマネジメントに関わったり、韓国野球を何度も視察している。さる放送関係者が「石井さんは以前から球団経営やチーム編成に関心が強かった。『渡りに船』でしょう。日米を股にかけ、野球人でありながら、ビジネス感覚もある」と話せば、さるヤクルトOBはこう言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗